5分でインプット!今・これからの採用に役立つパーソルグループHRニュース・調査結果サマリ【2025年4月号】

d’s JOURNAL編集部
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「転職理由ランキング」より、給与に関する理由が4年連続トップ。人間関係に関する理由も上位にランクイン
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「ITフリーランスエンジニアの平均月額単価ランキング」より、ビジネスモデルの変革や生成AIといったトレンド感のある領域で需要が高まる
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「doda転職求人倍率」より、2025年2月以降の求人数は横ばい、転職希望者数は増加の見込みで、転職求人倍率は下降する見通し
- 転職理由ランキング【最新版】みんなの本音を調査!/転職理由1位は4年連続で「給与が低い・昇給が見込めない」(2025/2/17)
- ITフリーランスエンジニアの平均月額単価ランキング ~2024年の市場動向と2025年の展望~/「生成AI」などトレンド感のある領域で需要増(2025/2/26)
- doda転職求人倍率/2025年1月は2.74倍(前月差-0.41ポイント) ~求人数は微減、転職希望者は新年度を見据えた活動が始まり増加~(2025/2/20)
- 「信頼する/される」のやり取りのみならず、“信頼されていると感じる”点も信頼関係に影響/上司と部下の信頼関係に関する研究(2025/2/13)
パーソルグループでは人事・採用担当者が自社の採用活動に活かせるさまざまなニュース(情報)をリリースしています。
経済産業省がDXレポートで提示した「2025年の崖」問題などを目前に、企業はビジネスモデルの変革などに目下取り組んでいます。転職市場はそうしたトレンド感のある業種や職種の採用需要が高まり、さらに転職求人倍率も高止まりする中で、人事・採用担当者にとっては厳しい採用環境が続いています。
本記事では、最近リリースされたニュースから、「転職理由ランキング」「ITフリーランスエンジニアの平均月額単価ランキング」「doda転職求人倍率」「上司と部下の信頼関係に関する研究」の4つをご紹介。人事・採用担当者が新年度以降の採用活動に活かすための情報をお届けします。
転職理由ランキング【最新版】みんなの本音を調査!/転職理由1位は4年連続で「給与が低い・昇給が見込めない」(2025/2/17)
パーソルキャリア株式会社が運営する転職サービス「doda」(デューダ)は、2023年7月~2024年6月の1年間に転職した人のデータを元に、転職理由について調査を実施しました。
・転職理由1位は4年連続で「給与が低い・昇給が見込めない」(33.6%)。年代別に見ても、すべての年代で同項目が転職理由のトップ
・「人間関係が悪い/うまくいかない」「社内の雰囲気が悪い」など、人間関係に起因する転職理由が上位にランクイン
・20~40代では、「昇進・キャリアアップが望めない」が5位以上にランクイン。30代は前回9位、40代は前回7位といずれも順位が上昇
・前回調査と比較して、10位以内で最も順位を上げたのは「労働時間に不満(残業が多い/休日出勤がある)」(20.3%)。前回の11位から4位に上昇
出典:転職理由ランキング【最新版】みんなの本音を調査!
▼詳細・続きはコチラ
https://doda.jp/guide/reason/
ITフリーランスエンジニアの平均月額単価ランキング ~2024年の市場動向と2025年の展望~/「生成AI」などトレンド感のある領域で需要増(2025/2/26)
パーソルキャリア株式会社のIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」(ハイプロ テック)は、「ITフリーランスエンジニアの平均月額単価ランキング」を発表しました。このランキングは、2024年の1年間にHiPro Techが受領した案件の月額単価の平均を算出したものです。
・職種編のランキングでは、「DXコンサルタント」(120万円)、「ITコンサルタント」(118.2万円)、「プロダクトオーナー/プロダクトマネージャー」(110.4万円)と続き、企業経営を支えるIT戦略職種に、引き続き需要が高まる
・業種編のランキングでは、「コンサルティング・専門事務所・監査法人・税理士法人・リサーチ」(104.1万円)、「金融」(102.1万円)、「医療品・医療機器・ライフサイエンス・医療系サービス」(97.1万円)と続き、非IT企業群の単価が上昇。「2025年の崖」問題を目前にビジネスモデル変革が急務になっている
・開発言語編のランキングでは、「TypeScript」(98.5万円)、「Python」(98.3万円)、「Ruby」(97.5万円)と続き、生成AI関連の言語が引き続き高単価を継続している
出典:「HiPro Tech(ハイプロ テック)」が発表 ITフリーランスエンジニアの平均月額単価ランキング ~2024年の市場動向と2025年の展望~
doda転職求人倍率/2025年1月は2.74倍(前月差-0.41ポイント) ~求人数は微減、転職希望者は新年度を見据えた活動が始まり増加~(2025/2/20)
パーソルキャリア株式会社が運営する「doda」(デューダ)は、2025年1月の転職求人倍率をまとめた「doda転職求人倍率」を発表しました。
・2025年1月の転職求人倍率は、前月から-0.41ポイントの2.74倍となった
・2025年1月の求人数は前月比99.4%、前年同月比106.5%となった
・2025年1月の転職希望者数は前月比114.2%、前年同月比108.8%の結果に
・求人数の業種別では12業種(「その他」は除外)のうち5業種で前月から増加。最も増加率が大きかったのは「エネルギー」(前月比103.0%)
・求人数の職種別では11職種(「その他」は除外)のうち2職種で前月から増加。最も増加率が大きかったのは「販売・サービス」(前月比101.6%)
・2月以降の求人数は、来期の体制を見据えた増員募集を行う企業が多いことから、横ばいが想定される
・2月以降の転職希望者数は、4月以降の入社を目指し転職活動を始める人が多いことが予想され、増加の見込み
出典:doda転職求人倍率 2025年1月は2.74倍(前月差-0.41ポイント) ~求人数は微減、転職希望者は新年度を見据えた活動が始まり増加~
「信頼する/される」のやり取りのみならず、“信頼されていると感じる”点も信頼関係に影響/上司と部下の信頼関係に関する研究(2025/2/13)
株式会社パーソル総合研究所は、メンバーの不安や不信を解消し、よりエンパワーメントするために考慮すべきマネジメントの観点を提供するために「上司と部下の信頼関係に関する研究」を発表しました。
・信頼関係は、「信頼」をする/されるのやり取りだけでなく、相手から信頼されていると感じる「被信頼感」も介在する構造になっている
・一般的に「部下のための対話の場」として設定される1on1だが、上司・部下双方にとって「被信頼感」を高める場として機能している
・上司が職場での持続可能な信頼関係を構築するためには、上司からの「メンバーへの信頼」を起点とし、その信頼をメンバーが受け止めること(被信頼感)が重要
・メンバーに細かくマネジメントすることなく、自主性を活かし、職場環境を整えるような支援的マネジメントは、部下が「上司から信頼されている」との実感を高める
・メンバーが上司から信頼してもらうためには、上司がメンバーから信頼されていると思えるようなアクションを取り、リスクを取ってでもメンバーに期待をかける姿勢(信頼)を得られる可能性が高まる
出典:パーソル総合研究所・九州大学大学院「上司と部下の信頼関係に関する研究」
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・【2024年9月号】現状・今後の採用活動に役立つ!パーソルグループHRニュース・情報まとめ
企画・編集/海野奈央(d’s JOURNAL編集部)、文・編集/野村英之(プレスラボ)
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