はじめから完璧なチームは目指さなくていい──星野佳路×MEGUMI「仲間づくりの方法論」Vol.3

星野佳路
星野リゾート代表

MEGUMI
俳優・プロデューサー
先が読めない不確実な時代に、私たちはどこを目指し、どんな組織をつくっていけばいいのか――そのヒントを探る、「星野リゾート」代表・星野佳路さんと、俳優・映像プロデューサーのMEGUMIさんの対談企画の最終回です。女性をエンパワーすることを意識して、作品づくりや場づくりに取り組むMEGUMIさんと、性別や役職にかかわらず活躍できるフラットな組織づくりを進めてきた星野さんに、仲間づくり・チームづくりの哲学をうかがいます。
女性を取り巻く現実をどう捉えるか
MEGUMI:2020年に日本人女性の自己肯定感が世界最下位というニュースに触れ、そこからは自分が関わる仕事は、少しでも女性が元気になるためのものにしていこう、それを仕事の判断基準にしよう、と決めました。自分が作る映画は女性を主人公にし、さまざまなことを乗り越えていく物語にしよう、と。
「女性の苦しさを分かって」と声高に主張するつもりはありませんが、結婚や出産といった人生のフェーズによって生活がジェットコースターのように変わっていく中で、自らの足で立ち、自分を整え、軽やかに世の中をサバイブしていこうよ、と。そんなメッセージを次世代にも発信していきたいという気持ちが強くなりました。

星野佳路(以下、星野):今の日本は、首相も都知事も女性です。上場企業の役員に女性がまだまだ少ないという現状はありますが、世界経済フォーラムが発表する「ジェンダーギャップ指数」の結果と実態には少し差があるな、というのが僕の印象です。
そんなことを考えるようになったのは、ジェンダー平等で世界1位のアイスランドを訪れてからです。ヘリコプターでのスキーにご招待いただき、行ってみたら結構仕事だったのですが、主に水産業の現場に足を運びました。数日間の視察からの印象で、全体像を反映していないのかもしれませんが、職種によって男女が分かれていて、中間管理職の女性は多くないという印象でした。ジェンダー関連の国際データは、その測定の仕方によって必ずしも実態とは一致していないかもしれないと感じました。
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